こんにちは。えるぞうです。
サンタマリアビーチからハバナ方面に戻り、カバーニャ要塞前でバスを降りました。
前回の記事 ↓↓
カバーニャ要塞前ということですが、モロ要塞とカバーニャ要塞の間くらいにバス停があります。
バス停から海側に坂を上ったところ、海の際にモロ要塞がそびえ立っています。
モロ要塞は1589年に建造され、運河を挟んでハバナの対岸に位置しています。
まさに海の突端、ハバナの海の入り口を地上側から見張り、そして守っている砦そのものです。
「Morro(モロ)」とは「航海のランドマークになる岩」のことだそうで、海側の遠くからでもよく見えたことと思われます。
そしてモロ要塞は、あのフランシス・ドレークの攻撃を退けたという実績があるそうです!
ああここでドレークの話題が出て来るとは…
えるぞうは大航海時代とか帆船が大好きで、ドレークの船であるゴールデン・ハインド(のレプリカ)を見るためにわざわざロンドンまで行ったことがあります!!
もう、自分の興味が、いや愛がどこまでも繋がっていくのが止められない…
キューバ、ありがとう。
さて、モロ要塞の入り口近くに概要の案内があります。
要するに広いです。
中にはカフェなどもあります。
要塞の外側には客待ちタクシーもけっこういるので、ホテルに帰るのも心配なさそうです。
威風堂々です。
見られる範囲によって入場料が違うようです。
この時は8cuc払ったんだと思います(多分)
大きい札で払おうとしたら受け取ってくれなかった記憶があります。
こんな立派な施設でもダメなのね…
入口の反対側はお約束のお土産屋さん。
帰りに寄りましょう。
迫力の城壁!
写真では伝わらないけど実物はかなりデカイです。
高所で歩きにくい場所もかなりありますが、日本人のツアー客(なかなかご高齢の)も多くおられて、己の体力のなさを痛感いたしました。
チケットを購入すると、こんな通路を通って要塞の内部へ。
入口があんまりオープンじゃ要塞はダメよね…
内部です!
これよこれ!!これが見たかったの~~(感涙)
海辺に建っているという以外は城壁の内側という感じで、ロンドン塔などに似た雰囲気があります。
同じように威圧的で不気味(笑)
建物の内部は、部屋というよりは洞穴のようなドーム状の造りになっています(全部じゃないかも)
博物館のように展示物があるところ、カフェとして使われてるところと、ただの空間で見られないところもあります。
逆側を見たところ。
大砲の奥に小さく「←Bano(バーニョ)」という目印があるのですが、バーニョはトイレのことです。
紙を渡してくれるおばちゃん、いやsenoraがいるのでチップが必要です。
いくらだったか忘れてしまいましたが、1/4cuc程度だったと思います。
順路が…よくわかりません。
この階段は、確か海側(運河側)の方に通じていたと思います。
壁に囲まれているので位置関係がよくわからず、当時の人たちはわからなくならなかったんだろうか…などと余計な心配をしてしまいました。
展示があるスペースは隣と繋がってる部分もあり、奥の方で隣に行ってみると小舟が置いてありました。
当時のものがどうかは微妙な感じですが、怖くなるほどのリアリティがありました。
部屋(穴)のひとつに礼拝堂が。
当時のスペインのキリスト教に対する執念ともいえる熱狂を感じました。
こんなのも。
恐らく水道ではないかと思います。
さすがにスペインは当時の一等先進国ですね。
海に向かった城壁外に出たところ。
突端の近くの場所で、今はなくなっているけど大砲が設置されていた跡があります。
この城壁に海賊など、スペインから見た罪人を吊るしてたんだろうなあと思うと、陰惨な歴史が真に迫ってくる気がします。
海に面した場所にはいたるところに大砲があります。
当時のものでしょうか、かなり錆びついていますが車輪なども見ることができます。
大砲は衝撃を吸収するため前後に動くよう車輪がついていますが、向きも360度変えることができるんですね。
円状のあとが残っています。
旧市街を臨む。
こんなスゴイ要塞あっても敵船は近づいてきたんでしょうか…
出口から見たところ。
入っていく人がいるので入口と近くなんですね…
最後まで順路はわかりませんでした。
石造りで高低差があるため階段や坂が多いので、なかなか歩きにくい施設ですがかなり見ごたえはあります!
ハバナの4つの要塞全て見学した中でここが最も迫力あると思います。
その分ハードです…
ついでに隣にあるカバーニャ要塞も見に行こうかと思い、近くまで行くには行ったのですが、細かいお金がなくチケット売り場で断られてしまったので、旧市街に戻ることにしました。
いやあ…疲れました。
帰りもT3バスが来てればそれでセントラル公園まで帰れたのですが、バスの時間が読めず待つ気力もなく…
タクシーに声をかけられたので交渉してみます。
15cucと言われたのですが、細かいお金がなく(10cucはタクシー代として残しておいた)、12じゃダメかと言ったらこの車ではダメだから待ってろと言われる。
声を掛けてきた運ちゃんがどこかに電話して、しばらくするとボロイそれはもう日本だったら10回くらい廃車してるレベルの小さい車が来てくれました。
結局、それに乗って帰ることができたのですが、午後はわりと上手くいかなかったなあ…
というより、キューバという国のルールというかペースがわからない感じです。
古い車ゆえに冷房などはなく、モロ要塞側と旧市街側は地下道路でつながっていて、ここを窓全開で走るもんだから排気ガスがスゴイ!
毎回いろんなことがカルチャーショックです。
あ、運ちゃんは親切でしたよ~